NEWS

2015.12.13  FabLearn Asia 2015 無事終了いたしました

2015.12.16  Make: makezine.jp にてイベントを紹介いただきました

2016.1.29   レポートを掲載いただきました 1日目 2日目(ライター 庄司理紗さん)


開催概要

    OUTLINE









つくりながら学ぶ、これからの教育

 

このたび慶應義塾大学ソーシャル・ファブリケーション・ラボ (代表:環境情報学部准教授 田中浩也)は、ファブファンデーション、スタンフォード大学, 一般社団法人 国際STEM学習協会との共催により「FAB LEARN ASIA 2015」を開催します。 デジタル・ファブリケーションの新しい時代を担う、これからの教育のあり方を共通項に2日間に渡って多彩なプログラムが実施されます。国策として実施している米国のSTEM(Science  Technology Engineering and Math Education)のこれまでの取り組みや最新の状況を踏まえ、第一線の研究者や実践者らとともに理解を深めていきます。今後、日本及びアジア諸国の発展において、3Dプリンタやレーザーカッターなどデジタル制御された複数の工作機械、回路設計、電子工作、プログラミングを総合的に使いこなす能力は必須となります。先駆的な学習のあり方を実践する各国の多彩な事例を交えながら、国内外のより良い学習環境創出に向けて知見を広めていきます。 

 

アジア初の国際会議の日本での開催は、これからの日本を含めたアジア諸国と構築する『次世代型ものづくり教育』の先端的実験活動への一層の参加、共有、貢献、そして発信を期待するものです。

 

 

FabLearn アジア国際会議実行委員会

 講演者

  SPEAKERS

Sherry Lassiter シェリー ラシター

Fab Foundation 代表理事, マサチューセッツ工科大学、Fab Edチェアマン

テーマ:地域の市民工房FabLabにおけるSTEM教育の役割(仮)  

ビデオ講演

Paulo Blikstein  パウロ・ブリクスタイン

スタンフォード大学 教育学部 准教授, Fab Learnチェアマン

テーマ:初等学校教育におけるSTEM教育の役割

20世紀の大学では、「学生が、学校に行って教員の「講義」を聞き、そのあと「宿題」として、身体をつかったものづくりが課される」スタイルでした。しかし、インターネット環境のもとで生まれたMooCの「反転授業」は、この構造を変えました。「自宅(個人)でもできること」と「大学(グループ)でないとできないこと」の境界をもう一度根源的に考え直し、ネット上の学習の長所・短所を考えるところから、STEM教育は始まります。 この講演では、世界のFabLabをつなぐ自律分散講座Fab Academyの仕組みとその変遷、そしてNTT Gaccoで昨年開講し5000人もの受講者を得た無料オンライン講座「3Dプリンタとデジタルファブリケーション」、また続編の「3Dプリンタとデジタルファブリケーション(キャンパス編)」の経験から、ネットとリアルを組みあわせた新しい学習スタイルについてお話しします。

田中浩也  Hiroya Tanaka

慶應義塾大学環境情報学部准教授、慶應義塾大学SFC研究所 ソーシャル・ファブリケーション・ラボ代表

テーマ : STEM教育とオンライン教育MOOCの融合、ネットとリアルを組み合わせる

誰もがアイディアを手軽に表現出来るようになった現代において、大切なのは専門性を追求するだけではなく創造性をいかに発揮するかなのです。また効率を求めるのではなく、教育やビジネスの可能性を飛躍させ、感性豊かな社会を創る事を考えるべきなのです。元来人間は本来創造する生き物。創造性を持って計画してゆく事、これこそが本当のデザインであるのです。

Manabu Tago 田子 學

アートディレクター/デザイナー / 株式会社MTDO.inc. 代表 / 慶應義塾大学大学院特任教授

講演テーマ:デジタル世界の向こうに見えるもの : デザインする歓び

現代を生きる中高生にとって、デジタル技術は生まれた時から親しんできたもの。新しいツールや技術への理解も早く、少しのきっかけで私たち大人の想像をはるかに超えた成長をみせてくれます。「また絶対に来たい」「もっとやりたい」「これはどうするの?」子ども達の積極的な学びを生むLife is Tech ! の学びの場はどうデザインされているのか?延べ13000人が参加するLife is Tech ! のプログラミン教育のノウハウを余すことなく語ります。

Yuta Komori   小森 勇太

ライフイズテック株式会社 取締役副社長

1983年生まれ。早稲田大学理工学部卒。Life is Tech ! のプログラム企画運営、ブランディング、現場のディレクターなど幅広い活動を通じて、ITを楽しみながら学べる環境を中高生へ提供している。14年、コンピュータサイエンスやICT教育の普及に貢献している組織に与えられる賞「Google RISE Awards 2014」を受賞。

講演テーマ:中高生が夢中になる学びの場をどうデザインするか : 中高生向けプログラミング教育の今 

スマートテクノロジー、ソーシャルメディア、3Dプリンティングと言った技術が、今、「21世紀の産業革命」とも言える変化を世の中にもたらしている。今後、ここに人工知能やロボットが加わり、これから十数年の間に社会人に求められる資質も大きく変わり、それに合わせて教育への要求も劇的に変わっていくことだろう。そんな時代を見据えて、これからの教育の全体像をどう描いていったらいいのか。世界の教育現場で起きている新たな試みなども交えながら考察していく。

Nobuyuki Hayashi   林 信行

ITジャーナリスト

テクノロジーやデザインが人々の暮らしぶりや社会をどう変えるかをテーマに取材をつづけるフリージャーナリスト。国内のテレビ、Web、新聞、雑誌に加え、米英西仏中韓など海外の主要媒体で日本のテクノロジー文化を伝える活動も。また取材内容を元に企業での講演やコンサルティングも行っている。昨今はスマートフォンや3Dの技術が医療、農業、教育分野に与える影響についての講演活動が多い。著書多数。

講演テーマ:テクノロジーが変える教育の近未来

誰しもがスマートフォンを通して全世界を網羅するインターネットに常時接続する今日、私たちはどのように創造し、コミュニケーションを行い、そして学習できるのでしょうか。Free Culture、「自由文化」という概念を中心に、なぜ著作権の問題から情報技術の発展が、私たち個々人の「人間性」、そして公正な社会にとって重要なのかということをお話したいと思います。

ドミニク・チェン Dominick Chen

(情報学研究者/NPO法人コモンスフィア理事/ 株式会社ディヴィデュアル 共同創業者)

1981年、東京生まれ、フランス国籍。UCLA Design/MediaArts専攻卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学院博士課程修了。博士(学際情報学) 。2001年より,様々な媒体でメディア論を中心とした論考を執筆。NPO法人コモンスフィア(旧クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事として、新しい著作権の仕組みの普及に努めてき他、iPhone)など様々なソフトウェアやアプリの開発を行っている。

講演テーマ : フリーカルチャーをつくるために

これからのデジタル時代を生きる子どもたちに、求められる力は創造力とコミュニケーション力。これまで子どもたちの創造的な学びの場をつくる活動を産官学連携で推進してきました。特に、情報技術を活用し、多様な価値観を持った子どもたち同士が協働し、新しい価値を生み出す環境をつくりだしています。教育の情報化推進の現状、プログラミング学習や子どもたちのデジタルものづくり実践の実態、その他ICTリテラシーを育むワークショップ活動など具体的な実践事例をご紹介しながら創造的な学びについてお話しいたします。

石戸 奈々子  Ishido Nanako

NPO法人CANVAS理事長/株式会社デジタルえほん代表取締役

東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進する NPO「CANVAS」を設立。開催したワークショップは 3000回、約35万人の子どもたちが参加。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は、2日間で10万人を動員する。著書多数。デジタルえほん作家&一児の母としても奮闘中。

講演テーマ : 子供の創造性を解き放つデジタル技術 

FabLearn Asia 開催に向けて

MESSAGES

FabLearn Asia 2015 アドバイザー

村井 純  Jun Murai  (慶應義塾大学環境情報学部長・教授)

FabLearn Asia 2015 アドバイザー

鈴木 寛  Kan Suzuki (東京大学教授、慶應義塾大学教授、文部科学大臣補佐官)

パートナー

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慶應義塾大学ソーシャル・ファブリケーション・ラボ


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NPO法人CANVAS

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